うつ病の種類を知って治療をスタート|治すためのコツ

具体的な分類

カウンセリング

症状による違い

うつ病は、誰もが一度は耳にしたことがある病気と言えますし、近年は世間的な理解も深まっています。しかし、実際にどんな病気であるかと聞かれた場合に、正しく答えることができるでしょうか。身体的なものではなく、精神的な病気、心の病気であるということは知られていますが、具体的にどのような種類があるのかはわからないという人も少なくありません。実は、うつ病はその症状の出方によって、さまざまな種類に分類することができますが、大きく二つの種類に分けられます。一つは、抑うつ状態と呼ばれる症状が現れる大うつ病性障害というもので、何事に対してもやる気が起きないという特徴があります。抑うつ状態だけでなく、正反対の総うつ状態も同時に現れる場合は、双極性障害である可能性が高くなります。大うつ病障害という名前には馴染みがないものですが、いわゆる一般的なうつ病のことを指します。うつ病であると診断された人の多くは、この大うつ病障害ということになります。特徴としては、何に対しても無気力になったり、疲れやすくなったりします。また、不適切であったり過剰な罪責感にさいなまれたりということもあります。こうなってしまうと、学生だと学校に通う気力がなくなって不登校になったり、社会人であれば仕事に行くことが困難になり辞めてしまったりする事態を招きます。また、食事や運動をしようという意欲もなくなるため、栄養不足や筋力、免疫力が減少し、病気になってしまうなどの合併症を引き起こす可能性もあります。うつ病か否かは、これらの症状が二週間以上続いていることが診断基準となります。もう一つの代表的な種類の双極性障害にも、大うつ病性障害と同様の何に対してもやる気の起きない、抑うつ状態の症状は現れます。しかし、こちらの双極性障害には、躁状態という症状も現れます。躁状態は具体的には自尊心が肥大化や誇大化する、睡眠欲求が減少する、注意散漫になるなどといった症状が挙げられます。こうなれば、ちょっとしたことで口論になってしまう、ギャンブルに過剰にのめりこんでしまうなど、社会や日常生活におけるトラブルを引き起こしてしまうリスクがあります。この躁状態と抑うつ状態を繰り返すのが、双極性障害の特徴です。大きくはこの二種類に分類されますが、細かい症状の違いによってさまざまな種類に分類されます。一口にうつ病と言っても種類は一つではないのだ、と理解しておくことは大切です。例えば双極性障害の場合は常に無気力状態ではないので、表面上は健康な人たちと同じような生活を送ることができます。つまり病気だと気づかないままに、症状が悪化してしまうといったリスクがあるのです。そのため、病気について正しい知識を身に付けることが、自分や周囲の人が健康な生活を送る上で大切なことです。